身内に不幸がありまして…
納棺師さんのお仕事を間近で拝見させていただきました
映画『おくりびと』のイメージで勝手に男性の方かと思っていたのですが
若くて(40歳前後かな?)華奢な女性が2名でいらしてちょっと意外でした
作業手順の説明の後 宗派を聞かれました
宗派によって装束や棺に納めるものが違ってくるようです
「三途の川の渡し賃として六文銭を入れる」とかは聞いたことがあったのですが
喪家の宗派はそういうものは不要ということでした
いい年なのに何も知らない(汗)と改めて実感
身体を清め 髪も洗って エンバーミングを施してもらい棺に納められました
その後 大量のコットンを切ったり 折ったりしながら棺の中に入れていたので何をされているのか?と不思議に思っていたのですが
仕上がりをみてびっくり!
真っ白な羽織 袴をまとったような姿になっていました
エバーミングにより顔色もよくなり まるで眠っているような感じでした
すべての作業が終了するまで1時間半弱
手際の良さにも 仕上がりにも ほんとプロだなと感心しました
後日 葬儀社からの請求明細に湯灌と明記されていたのがこの一連の費用だと思います
この費用(10万円)が高いのか安いのか初めてのことだったので分かりませんが
十分に満足しているし感謝しかありません
こういう故人や遺族に寄り添うことを生業になさっている方々に心からの敬意を込めて記録を残しておきます